うさぎさんをお迎えする前に、室内をうさぎ仕様に整えておきましょう。
特に幼少期のうさぎさんは、駆けまわるのも速いし、ジャンプして高いところに登ります。
目の前にある物をかじります。
うさぎと共に暮らして約20年の私が、うさぎさんと快適に安全に暮らせるための、お部屋対策のヒントをお伝えします。
ボクは固いモノがあると、かじりたくなるんだ!
葉っぱを見ると、つい食べちゃうけど、お腹痛くなって動けなくなっちゃうものもあるんだ。
ボクたちに届かない場所に変えてね。
1|ケージを置くスペースはどれくらいの広さが必要?
ⅰ)ケージはどこに配置する?
うさぎさんをお迎えする前に、ケージを置く部屋と位置を決めましょう。
うさぎさんの様子をよく観察が出来て、室内でお散歩をさせても安全なスペースが必要です。
- エアコン等の風が直接当たらない所。
室温が安定している所を選びましょう。
- 窓際には置かない
外の音(車のエンジン音、電車、季節によって雷音)でストレスが出てしまうため。
直射日光や、直接風が当たるところは人間も辛いですよね!
地震や台風のなどの災害で、窓ガラスが割れて、怪我をしてしまう恐れがあるため。
- ケージ内の掃除をしやすい場所
周囲に色々なものがあると、うさぎさんがケージから出た時に怪我をしたり、毎日のお掃除が大変になってしまいます。
ⅱ)どれくらいのスペースが必要?
スペースは、たたみ1畳分あれば十分です。
購入予定のケージのサイズと、ケージの位置のシュミレーションしてみましょう。
ケージを置く他に、牧草類(チモシー)、ペレット、おやつ、ブラシなど身の回りの物を置く場所も併せて考えましょう。
〈ロップ家の場合〉
ケージのサイズ:幅 63.5cm×奥行 50cm×高さ 50cm(キャスターを含めると53cm)
畳半畳より小さいサイズです。
※畳半畳は、およそ82×82cmの正方形
2|室内で運動させる時に気を付けることは?
ⅰ)室内で運動させるスペースはどれくらい必要?
へやんぽのスペースは、うさぎさんの大きさによりますが、1~2畳くらいで十分と言われています。
うさぎさんを室内でお散歩させる事を、「へやんぽ」といいます。
うさぎさんには、適度に走り回らせて運動させるスペースが必要です。
運動することにより、腸の動きを良くして消化を促します。
毎日、運動させてあげましょう。
〈ロップ君の場合〉
毎朝、30~1時間、夜は1時間程度、ケージから出して遊ばせてあげます。
最近は、すぐにお腹を出して伸びていることが多くなりましたが、気が向くと走り回って遊んでいます。
ⅱ)へやんぽで注意することは?
【床の材質】
うさぎさんは、肉球がないため、滑りやすい床は苦手です。
実は骨がとても細く骨折しやすいと言われています。
爪が折れてケガをしてしまうこともあります。
床材は、滑りやすいフローリングや、爪が引っかかってしまうほどの毛足が長いカーペットは避けた方がよいでしょう。
本能で、床をホリホリしたり、おしっこをしてしまうこともあるので、汚れても惜しくない物をオススメします。
クッションフロアやペット用の洗えるカーペットもあります。
【危険なものを置かない】
- 紙類(雑誌、新聞紙、ティッシュペーパー・トイレットペーパー)
- コード類(充電コード、延長コードなど)
- 観葉植物
- 野菜・果物類
- 布類(布団、タオル、バッグ、洋服など)
【跳躍力のポテンシャルの高さが凄い】
ロップ家のケージの高さは、キャスターを含めると約53cmです。
ロップが1歳の頃の写真ですが、これ位は軽々とジャンプします。
(降りる時に怖かったらしく、この日以来、なぜか登らなくなりました。)
ソファーの上など、簡単に跳び乗り、穴を掘ったりかじってしまうので気を付けましょう。
次は、かじられないための対策について、お伝えします。
3 |かじる対策をしましょう!
うさぎさんは、眼の前にあるものをかじります。
げっ歯類のため、自分の歯が伸びすぎない様に、固いものを噛んで歯が伸び過ぎないようにしています。
【うさぎさん、色々な所をかじらないための対策】
- 敷居、柱、木製家具、ふすま枠などを養生する。
- 電気コード密集地に入りこまない様に、隙間をふさぐ。
- 電気コードにカバーをかける
うさぎさんは、狭くて薄暗い所を好みます。
ちょっと目を話した隙に、「ガリガリ!」音を立ててかじってしまいます。
歯が伸びすぎない様に、チモシーをたくさん食べたり、ボクは思う存分かじってもいい、かじり木っていうおもちゃが好きだよ!
【かじり防止グッズ】
予め、かじってしまいそうな場所に、リンゴから抽出した苦み成分が、小動物さんに苦みを覚えさせるスプレーもあります。
動物がなめても影響がない、にがい味がついた配線カバーも一役買ってくれています。
にがーい配線カバーを装着しました。
100均でも、配線カバーはありますが(クルクル巻くタイプ)、ロップ君がどうしてもかじってしまい、部分的に切って巻きなおしたりしていました。
この配線カバーは、スリットに入れ込むタイプで、簡単に外れないように固くできているとのこと。
本当に時間がかかりました。
その甲斐あってか(?)ロップ君は、近寄らなくなりました。
にがーいのは苦手なようです。
4 |まとめ
- ケージを置くスペースはどれくらいの広さが必要?
- 室内で運動させる時に気を付けることは?
- かじる対策をしましょう!
以上、3点についてお伝えしました。
うさぎさんが安らげるケージは、どのサイズにするか。
サイズが決まったら、置き場所を決めましょう。
私たち人間も、お引越しする時は、色々な物件を内見したり、周辺を調べたり、慎重に決めますよね。
お散歩や通勤・通学時に、周囲に怖い所はないか。
危険物が近くにないか。
お部屋では、快適に過ごせるか。
人間もうさぎさんも同じです。
うさぎさん目線での部屋づくり。
うさぎさんも…人間も…ずっと一緒に幸せに過ごせる家づくりをしましょう。
そろそろボク、広い所に引っ越したいなぁ。
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