人間もウサギも共通していることは、身体は、食べるもので出来ています。
ペットショップやウェブサイトで、ウサギ用の牧草やフードを見ていると、たくさん種類があってどれがいいのか迷ってしまいます。
ロップイヤーと共に約6年暮らしている私が、食事は何を与えれば良いか、与える量と回数、気を付けることについてご案内します。
ボク、甘くて美味しいの大好き!グルメなんだ!
おいおい、ボクたちロップイヤーは、肥りやすい体質なんだって。
【この記事を読んで分かること】
- ロップイヤーの食事の与え方
- ロップイヤーの1日の食事の量はどれくらい?何回あげればよい?
- ロップイヤーの食事で気を付けること
1|ロップイヤーの食事の与え方
ウサギの食事の基本は、牧草(チモシー)とペレット(固形フード)。この2つです。
主食であるチモシーは、ウサギの消化を助け、歯の伸びすぎを防ぐ役割を担っています。
ペレットは、チモシーでは補いきれない栄養分をバランス良く満たしてくれる食品です。
チモシーもペレットも、ウサギの年齢に適したものを与えましょう!
ⅰ)主食は牧草
ウサギの主食となる牧草は、大きく分けて、マメ科とイネ科の2種類です。
仔ウサギ・妊娠・授乳期のウサギには、マメ科のアルファルファが適しています。
アルファルファは、牧草の中でも嗜好性・栄養価が高く、栄養補給に最適です。そのため、チモシーに少量混ぜてあげると栄養価のバランスがよくなります。
生後7カ月くらいから高齢期のウサギには、イネ科の牧草の代表格・チモシーが適しています。
繊維質が多く、低カロリー。また、ペットショップに限らず、スーパーなどでも販売されており、手に入りやすい牧草です。
イネ科の牧草は、チモシーの他に、イタリアンライグラス、オーチャードグラス、クレイングラスなどあります。
中でもオーツヘイは、袋を開けると少し甘い香りがします。他の牧草に比べて消化しにくい繊維質が多く含まれています。糖質が高いため、与えすぎ注意です。
我が家のロップ君は、食欲が落ちている時、チモシーをあまり食べない時に、オーツヘイを呼び水的に少しチモシーに混ぜてあげると、食べだしてくれます。
ⅱ)ペレット(固形フード)
牧草だけでは補いきれない栄養を、バランス良く満たしてくれるのがペレット(固形フード)です。
ウサギの種類や年齢、成長に合わせて、与えるペレットも見直していきましょう。
各メーカーから様々な種類のペレットが出ています。
年齢や成分表も大切ですが、一度開けてしまうと、どうしても湿気などで味が落ちてしまうため、私はペレットが入っているパッケージは、小分けになっているもの、チャック付き、脱酸素剤が入っているかも基準に選んでいます。
2|ロップイヤーの食事の量は1日どれくらい?回数は?
チモシーは食べ放題なので、新鮮なものを絶やさず与えてください。
ペレットは朝・夕(夜)2回に分けて与えてください。
🌿牧草編
主食の牧草は、ウサギの消化を助け、歯の伸びすぎを防いでくれるため、健康維持のためにも欠かせないものです。
与えすぎということはありませんので、絶やさないように新鮮なものを与えましょう。
🍚ペレット編
ペレットの量は、成長期と維持・老齢期。この2つに分かれます。
また、ペレットの量を知るためには、ウサギの体重を把握しておくことが重要ですので、お迎えする際には、専門店、獣医さんで必ず体重を測ってもらいましょう。
ⅰ)成長期の仔ウサギに与える量(~6か月ころ)
成長期のウサギの場合、体重に応じた量と食べ放題の2つのパターンがあります。
【体重に応じた量】
ペレットの量の目安:体重の5%
まずは、体重の5%を基本とし、様子を見て増減することをオススメします。
(例)1kgの仔ウサギだと、1,000(g)×5%=50g 1日2回なので、1回25g
朝、与えてすぐに完食し足りない場合、1gずつ増やして様子をみましょう。
逆に、残すようだったら、朝の量を少し減らして、その分を夜に増やしてみる。
朝・夜どちらか活発な時間帯を多めにする等、様子を見ながら与えてください。
【食べ放題】
朝・夜2回与えますが、常にお皿にペレットがある状態を保ちます。
一度に大盛りを与えて、朝の残りに夜の分を足すことは避けてください。
ⅱ)維持期・老齢期のウサギに与える量(7か月~)
維持期・老齢期のウサギには、体重に応じた量を与えます。
【体重に応じた量】
ペレットの量の目安:体重の3~5%
(例)我が家のロップの場合 2.8kg
1日あたりの量:2,800(g)×3%=84(g) ~ 2,800(g)×5%=140(g)
1回の量は1日の量の半分なので、42g~70g
結構、差がありますね。
我が家では、与えているバニーセレクションが掲載している目安も参考にして、55グラムがベストで落ち着きました。
カリカリ(ペレット)は、朝・夜2回もらってるよ。
いつも同じ時間にもらえるから、遅くなるとママに「お腹すいた~」って教えるんだ。
3|ロップイヤーの食事で気を付ける事は?
🌿牧草・ペレットは買いだめしない
新鮮なチモシーは、袋を開けた時に、牧草の良い香りがします。
人間がいい匂いだなと思うのと同じく、ウサギも新鮮なチモシーが大好きです。
とてもよく食べてくれます。
🌿野菜や果物、おやつはメインにしない
チモシーやペレットを切らしてしまった時に、代わりに安易に野菜や果物は与えないでください。
ウサギの好き嫌いに関係なく、与えてもよい食べ物と、与えてはいけない食べ物があります。
ウサギは下痢をすると、生命の危機にも繋がります。
牧草(チモシー)は絶やさず。副食はペレットです。
🌿食べ残したペレットに、新しいものは足さないで
朝与えたペレットが、夜になっても残っていたとします。
どれ位食べ残したのかチェックしましょう。
あまりにも食べないようでしたら、健康に何か問題があると考えられるので、速やかに動物病院で診察を受けましょう。
ウサギは消化機能が停滞すると死に繋がる事があります。
食べ残したものは捨てて、新鮮なペレットを与えてください。
4|まとめ
- ロップイヤーの食事の与え方
- ロップイヤーに与える1日の食事の量と回数
- ロップイヤーの食事で気を付けること
以上、3点をお伝えしました。
もう一度まとめると、
ロップイヤーの食事の与え方の基本は、牧草とペレットの2つです。
チモシーは食べ放題!チモシーをポリポリ食べると、歯が伸びすぎないし、毛づくろいして飲み込んじゃった自分の毛も、ウンチと一緒に出てくれるんだ。
ボクの体調の管理、よろしくね!
ロップイヤーも、食事はとても楽しみです。
健康を維持するために、定期的に体重を測ることで、ペレットの量を調整したり、動物病院で獣医さんに相談する時も変化を伝えることが出来ます。
ウサギはグルメ志向が高い生き物です。
同じチモシーでも、1番刈りが好き、柔らかいのは好きじゃないなど、新しい発見があるのも嬉しいです。共に暮らす家族には、ずっと健康で長生きして欲しいですね!
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